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三年坂 火の夢 

三年坂 火の夢 三年坂 火の夢
早瀬 乱 (2006/08/10)
講談社
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明治の東京、近代化は進むも火事がひとたびおこればたちまちあたりを焼き尽くしてしまう、
まだまだ江戸時代の続きといえる時代だった。
経済事情からも上の学校に行くことを断念していた内村実之は兄が帝大から帰ってきたと知らされ、
下宿先から実家に戻るが兄は怪我をしていた。
そしてその傷が悪化し兄は死んでしまう…「三年坂で転んでね」という言葉を残して。
実之は兄の死の真相、一高受験のために東京に行く。

内村の「三年坂」にまつわる謎と、今で言う予備校教師の高嶋鍍金が追う不穏な火災の謎と
交互に展開していきます。
どこへ向かうのかこの謎?といったかんじでしょうか、前が見えないんですよ。
東京の地理がまったくわからないので、わかっていたらもっと面白かったんだろうな…
途中で間延びしてしまった、私…
でも面白かったんです。
明治維新によって武士たちはどうなったかっていうと、放り出されてしまったんですよ。
今までは藩に召抱えられていたのに、藩というものがなくなり無職になってしまうんです。
内村兄弟の父も武士だったのですが、同じように職を失い妻子を見捨ててしまうのです。
田舎にひっこんでしまった母子たちは貧乏で農作業でくらしていくんです。
こういうドラマを読むだけでも、明治の世の混乱が感じられます。
イギリス帰りの高嶋鍍金のひょうひょうとした探偵ぶりもよかったです。
彼にはまた事件を解決してもらいたい。
都市計画に携わる者たちの希望も、わかるような気がします。
自分達で理想の都市が造れたら…しかし犠牲は大きい。
それは独裁者ですよね…

坂にもそれぞれ名前の由来があるんですね。
地理はわからないけど、面白かった。
某タモさんが坂好きでたびたびテレビで話しているのを見たことがあるのですが、東京に坂って多いんですね。
それも江戸城のために地形が変わっていたなんて、歴史とは面白いです。

「イトウの恋」を読んだときも明治って面白いなと思ったのですが、やっぱり興味深いです。
イトウはまだ成功者だったのかも。
でも拾親子のように、底辺を生きていく人たちもいたことも忘れてはいけないですね。
すべての人が平等に暮らすのは、まだまだ先なのです。
こんなことを思うと、学生の頃もっと歴史を勉強しておけばよかったと思います。
幕末から近代まではほとんど勉強しなかったもんね。
最初に力を入れすぎた先生で授業も駆け足だったし。
今住んでるここにも歴史はあるんだろうな…

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