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銀行籠城 

銀行籠城 銀行籠城
新堂 冬樹 (2004/03/11)
幻冬舎
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閉店間際のあさがお銀行中野支店に、男が押し入った。
五十嵐と名乗る男は、逃げようとするサラリーマンを用意してきた拳銃で迷わず撃ち殺し、
銀行内に残る行員、客をすべて集め、なんの要求もすることなく籠城する。
銀行内は、恐怖に支配されていった…
一方、捜査にあたる警察は、目の前で人質が殺されていくが、踏み込むこともできず手をこまねいていた…
指揮にあたっていた鷲尾は、10年前の籠城事件を思い出していた…

次々に理不尽に殺されていく人質、犯人のムリな命令に戸惑いながらも自分の命のためにそれに従う人質。
まったくもって恐怖に支配された世界だ。
まず五十嵐が若いことに、疑問がおこる。
30.40代の男ならギャンブルなどの借金苦から金目的の犯行、50代なら町工場などの社長が
貸し渋りなどの銀行への逆恨みの犯行と推測できるのだが、五十嵐はまだ28なのだ。
なにが目的なんだ?そこまで凶行に駆り立てるものはなんなんだ。
と、一気に読まされてしまう。
面目をつぶされ責任のなすりあい、主導権争いをする警察の中で鷲尾の過去の籠城事件での自分のとった
行動を思い出し、人質の命、犯人の見えぬ意図に苦悩する心理にも、ひきつけられていく。
最後になってようやく絡まった糸がほどけてくるのですが、その動機にちょっと物足りない感も。
うーん、あまりにも無関係な人間殺しすぎ…

そうはいっても、やはり加害者の家族の立場側から描かれていたことは
考えるところがありました。
今でも事件がおこれば、加害者の家族は執拗にマスコミにたたかれますよね…
世間からひっそりとして生きていかなければいけないんですよね…

どうなるのかわからなくて午前中の小1時間ほどで一気読み。
午前中に読むもんじゃなかったわ…
私は新堂作品ははじめてで、あの犯行に結構クラクラしてしまったんですけど、amazonの書評を読んでも
こんなもんじゃないんですね。
読んでみたいような、読むのが怖いような…ちょっと複雑。

それから余談ですが、この本の中に登場してくる本当におこった籠城事件。
覚えてます。
幼いながらにも強烈な印象だったんでしょうね…

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