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アルゼンチンババア 

アルゼンチンババア アルゼンチンババア
奈良 美智、よしもと ばなな 他 (2002/12)
ロッキングオン
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みつこは、18の時に母を亡くした。
母の死からしばらくして、父が「アルゼンチンババア」と呼ばれるおばさんのところに
出入りしていると友人から聞く。
街はずれの廃屋のようなビルに自給自足で住み、変わっていると周囲から見られている初老の女性だ・・・

キラキラとした表紙、奈良さんのイラスト、生活を切り取ったような写真、ページの半分は英文、
やわらかなばななさんの文章…すべてが1つの作品を作っているようです。
話自体は短いです。ぎゅっと想いが詰められたかんじです。
そんな大きな出来事がおこるわけでもないのですが、みつこはアルゼンチンババア=ユリさんから
大切なものをたくさん教えてもらったんだと思います。
それはごくごく自然の流れで、ユリさんってステキな女性だなぁって思いました。
見かけは猫の毛にまみれてようが、ほこりの中で住んでいようが、ワシ鼻であろうが、そんなことは関係ない。
みつこの父が惹かれていくのも、わかります。
すべてを受け入れて包み込んでくれる女性なんです。
ユリさんがみつこに言った言葉は、愛する者への想いがこもったステキな言葉でした。
こういうふうに思えることって羨ましい気もします。

じつはばななさんは、私が学生のころブームを起こした人でした。
なんとなくその波に乗るのがイヤだった私、「キッチン」でさえ読むことがなかったのです。
それが「デットエンドの思い出」を読んだ時、すごく胸を打つものがあったんです。
やわらかい文章なのに、揺さぶるとこがあるんですよね。
そのあと「アムリタ」を読もうとしたのですが、途中で挫折。
ムムム、やはり初期作品とは相性があわないんでしょうか…
また初期作品にチャレンジしてみます。

今回の「アルゼンチンババア」もよかったです。
短いのがちょっと残念ですね。
死んでいく命、生まれくる命…どちらも大切なものなんですよね。
みつこの弟が、ステキな少年に成長していきますように…

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