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死亡推定時刻 

死亡推定時刻死亡推定時刻
朔 立木

光文社 2004-07-21
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渡辺土建の娘美加が誘拐された。犯人からの身代金は1億円。
指定された場所に母親が向かうが、犯人から高速道路へ行けと指示があった。
そして高速から身代金を投下しろと指示があるが、犯人逮捕が目的の警察はその指示を無視した…
そして美加は…

評判のよかった「死亡推定時刻」なのですが、私にはちょっと…
多くのもやもやを抱えてしまいました。
ほぼネタバレに近いのですが…

最初の誘拐事件の結果になんだか悲しくなってしまったのです。
そして容疑者逮捕…その容疑者のあまりの態度にもどかしく思ってしまったのです。
後ろめたい思いから出だしでつまづいてしまい、犯人にしたてあげられていく。
追求する刑事、なだめる刑事…そうして自白が作り上げられていく…
正直こんな人間に、だいそれた誘拐、殺人ができるんだろうか?と誰も疑問に思わなかったのか…
容疑者の態度にも26の大人だろ?と思ってしまった…
誘拐事件があまりにも緊迫していたので、その落差にギャップを感じてしまったのです。
そしてお粗末な弁護士によって、裁判も淡々と片付けられていく。
死刑確定後、一審の結果に疑問を持ち控訴審のために国選弁護士川井が奮闘するのですが…
彼が冤罪の証拠を集めれば集めるほど、警察ってなんだろうと思ったりしてしまいました。

それからねじまげられてしまった死亡推定時刻。
あんなに知りたがっていた渡辺なのですが、どうして知りたかったんだろう?どうしたかったんだろう…
それから真犯人。なぜ殺したんだろう?
それも衝動的にではなく、睡眠薬まで使ってまでも…
美加にはなんの罪もないのに。
それに無実の人間を死刑に追い込んで、平気でいられるんだろうか…
もう一人殺してしまうことになるのに。
こうしていくつものもやもやを抱えてしまったのです。

ところがあとがきを読んで…
こういうことは実際にも似たようなことはあったのですね。
小林が犯人ではないってことが、わかってるから余計にもどかしく思うのですが、反対から見ればやはり一番疑わしいのは小林って思ってもしかたがないのですよね…
疑惑から真実が捻じ曲げられて、冤罪が生まれていくんですね…
冷静に判断するのは、難しいことなのかもしれませんね。

コメント

bonさん…こんにちは。
やーっと読み終わりました(苦笑)。
まさに同感です。
「おもしろかったー!」では片付けられないものが残っちゃって…。
> それから真犯人。なぜ殺したんだろう?
> それも衝動的にではなく、睡眠薬まで使ってまでも…
> 美加にはなんの罪もないのに。
死亡推定時刻を知りたいという設定なのでストーリー上殺さないわけにはいかなかったんだろうけどね。
だったら昔のあの経緯が絡んで来るのは切ないよね。
フー…でもまた朔さんの本は読んじゃいそうです。

ユミさん 読み終わりましたかー。
もやっとしますよね。
前半と中盤と後半とテンポがずれてるのも気になってしまいました。
私は前半の緊迫したかんじでいって欲しかったな。
もっと重く暗ーいものになっちゃうかしら…
それもいやかも~。

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死亡推定時刻/朔立木

渡辺恒蔵の一人娘が中学生の下校途中に誘拐される…犯人からは身代金1億円の要求が…。結構リアルな冤罪もの。犯人とされる青年は執拗な取調べに恐れをなして自白…そこには警察官たちの事情が見え隠れ。ずさんで強引な警察の捜査に対する嫌悪感はMax!なんだあの調書の書
  • [2006/01/30 12:48]
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