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千年樹 

千年樹 千年樹
荻原 浩 (2007/03)
集英社
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日方神社の境内の樹齢およそ千年の巨大なくすの木。
そのくすの木が見てきた過去・現在の様々なドラマ。
その木にによって命を助けられる者あり、その木の下で待ち続ける者あり…
久々に読んだ荻原さん、とてもよかったです。
過去と現在が交互に語られ交差していきます。
現在は日方神社がまだ荒れ社になる前、幼稚園を付属していた頃から、その幼稚園に通っていた
園児達が大人になるまでを描いています。
いじめられたり切ない恋があったり、社会に出て上手くいかない自分を嘆いたり。
荻原さんと同世代なんじゃないかな。
過去はばらばらの年代なのですが、どの時代も「生」と「死」は紙一重。
その重みに胸が締め付けられることがしばしばでした。
特に最初の「萌芽」。なんと残酷な仕打ちなんだろう。
しかしこれがその時代を生き抜くには、必要なことだったのかもしれない。
歴史は様々な運命の上になりたっているんですよね…

狭い町での歴史ならなのか、いろいろなところでリンクしています。
それが切なくもあり…敏三さんのとこではちょっと泣けちゃったかな。
ことりの木と呼ばれたくすの木ですが、本当は淋しかったのかもしれないですね。
誰かにそばにいて欲しかったのかも…

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千年樹 荻原浩

装丁は松田行正+日向麻梨子。「小説すばる」2003年12月号~2006年12月号掲載に加筆修正の短編集。・萌芽:襲われて妻子と共に逃げる国司の公惟。いじめから自殺を計る星雅也。・瓶詰の約束:空襲で宝物を隠す誠次。

荻原浩【千年樹】

中学生の雅也は、悪質ないじめに堪えかねて自殺を考える。大きな木の枝にロープをかけたとき、どこからか歌が聞こえてきた。子供の声だ。 ...
  • [2008/03/18 10:12]
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  • ぱんどらの本箱 |
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