千年樹
日方神社の境内の樹齢およそ千年の巨大なくすの木。 そのくすの木が見てきた過去・現在の様々なドラマ。 その木にによって命を助けられる者あり、その木の下で待ち続ける者あり… 久々に読んだ荻原さん、とてもよかったです。 過去と現在が交互に語られ交差していきます。 現在は日方神社がまだ荒れ社になる前、幼稚園を付属していた頃から、その幼稚園に通っていた 園児達が大人になるまでを描いています。 いじめられたり切ない恋があったり、社会に出て上手くいかない自分を嘆いたり。 荻原さんと同世代なんじゃないかな。 過去はばらばらの年代なのですが、どの時代も「生」と「死」は紙一重。 その重みに胸が締め付けられることがしばしばでした。 特に最初の「萌芽」。なんと残酷な仕打ちなんだろう。 しかしこれがその時代を生き抜くには、必要なことだったのかもしれない。 歴史は様々な運命の上になりたっているんですよね… 狭い町での歴史ならなのか、いろいろなところでリンクしています。 それが切なくもあり…敏三さんのとこではちょっと泣けちゃったかな。 ことりの木と呼ばれたくすの木ですが、本当は淋しかったのかもしれないですね。 誰かにそばにいて欲しかったのかも… |
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2007.06.01 (01:02)+ 粋な提案
装丁は松田行正+日向麻梨子。「小説すばる」2003年12月号〜2006年12月号掲載に加筆修正の短編集。・萌芽:襲われて妻子と共に逃げる国司の公惟。いじめから自殺を計る星雅也。・瓶詰の約束:空襲で宝物を隠す誠次。
2008.03.18 (10:12)+ ぱんどらの本箱
中学生の雅也は、悪質ないじめに堪えかねて自殺を考える。大きな木の枝にロープをかけたとき、どこからか歌が聞こえてきた。子供の声だ。
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