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臓器農場 

臓器農場 臓器農場
帚木 蓬生 (1996/07)
新潮社
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聖礼病院の新任看護婦の規子は小児科に、友人の優子は産婦人科に配属になる。
ある日偶然耳にした「無脳症児」…
病院にある疑惑を持った規子たちは、親しくなった的場医師にそのことを話す…

無脳症児とは、その名の通り脳を持たずして生まれてきた赤子…
半数は母親の胎内で死亡し、生まれてきたとしてもほとんどが1週間以内に死んでしまう。
生きているとはいえない命。
その無脳症児の臓器を生まれながらにして病気で苦しむ別の赤ん坊に移植し助ける。
無脳症児を身ごもった母親は自分を責めてしまうのだが、何人もの別の赤ん坊の命を救えることで
その罪悪感からも解消される。
そんな心の隙間をつくビジネスとしての、無脳症児の臓器。
命の重さ、尊さを感じずにはいられない。

読み始めてから1年近くたっての読了かもしれないです。
とにかく長い。半分読んだところで、中断してほったらかしになってました。
でも、この後半がよかった。後半は一気読み。なぜ早く読まなかったのか。読んでよかった。
寝る前に読むことが多いのですが、横で眠る我が子たちの寝顔を見ながら泣きました。
同じように生まれてきたのに。
無脳症児だけでなく、小児科に入院する子供、親の心の苦しみも訴えかけてくるものがあります。
ケーブルカーの車掌の藤野の存在もいろいろ救われるところがありました。
やはり帚木さんの弱者に優しい目線には心打たれます。

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