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均ちゃんの失踪 

均ちゃんの失踪 均ちゃんの失踪
中島 京子 (2006/11/10)
講談社
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イラストレーターの均ちゃんの家に空き巣が入った。しかし均ちゃんは失踪中。
警察に呼ばれたのは、均ちゃんをめぐる三人の女。
元妻であり大家の梨和景子、製薬会重役秘書の木村空穂、そして雑誌編集者の片桐薫。
三人は均ちゃんに他にも女がいることを知らなかったのだが、奇妙な縁で顔見知りになってしまったのだ…


面白かった!均ちゃんの親戚と名のるゲイの祐輔も加わり、均ちゃんを通してそれぞれの立場、考えが
描かれていくのです。
それぞれの視点の章で構成され、「均ちゃんの失踪」は薫、「のれそれ」は景子、「彼と終わりにするならば」は
空穂、「お祭りまで」は均ちゃん、そして「出発ロビー」へと続くのです。
それぞれがいなくなってしまった均ちゃんを思いながらも、成長していくと言っていいのかな、
一歩前に踏み出していくんです。
そこへたどりつくまでの彼女たちが、あーわかるわかるって感じなのです。
普通ならば、わざわざ一人の男をめぐって修羅場?ってなるのですが、均ちゃんの人徳というか
三人が大人というか、ゆるい関係で繋がっていっていくところも好きです。
世代が違うから、打ち明けられるところがあるのかもしれないですね。
「のれそれ」と「彼と終わりにするならば」が年齢的に近いせいかよかったです。
「のれそれ」はいい大人のウブな恋。応援したくなるんですよ。
おじちゃん、おばちゃんがかわいい。
「彼と終わりにするならば」はフランスのディディエ夫人が粋でしたね。
こういう考えは一般的な日本人にはなく、新鮮だなと思いました。
前へ進もうとする空穂にも好感持てました。さっさとそんな男、手を切っちまいな!ガンバレ!
均ちゃんの失踪の理由も、なんか均ちゃんらしいですね。
優しくすっと心の隙間に入り込んでくる男なんだろうな。

中島さんはこれで2冊目。
前に読んだのは「イトウの恋」でイトウの話ばかり気をとられていたのですが
そういえば現代の久保とシゲルのやりとりも面白かったんですよね。
それを「均ちゃんの失踪」を読みながらふと思い出しました。
やっぱり他の作品も読もう!

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均ちゃんの失踪 中島京子

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