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ある秘密 

ある秘密 ある秘密
フィリップ グランベール (2005/11)
新潮社
この商品の詳細を見る

一人っ子で病弱な少年が、兄の幻想を抱く。
ある日母親と一緒に上がった屋根裏で、本当に兄がいた形跡を感じる。
15歳になった少年に、戦時下を両親と暮らしたルイーズが秘密を彼に伝える…


理想の兄の幻想に、不安にさいなまれる少年…それだけはないのです。
途中から胸が締め付けられる思い。
迫害から逃れパリに逃げてきたというのに、パリは独軍の占領下に置かれてしまうのです。
そんな時代の下での両親の秘密。
倫理的にもたいへん切なく、それ以上に不幸が耐えられない悲しみを連れてくるのです。
あのときの選択…嫉妬、復讐、自暴自棄…いろんなことが考えられるのです。
それを止めることも出来ず、ただ見ているだけしかできなかった人たち。
様々な悲しみ、思いがとてもツライのです。

両親の秘密を知り、それを受け止め、両親の心を救おうとする少年。
淡々と語られていますが、深いです。
長くない話ですが、いろいろなことを考えさせられました。
こういう本を読むと自分の無知を思い知らされます。


新潮クレストブックスは、SNS「本を読む人々。」で知ったシリーズ。
なかなか良書が揃っているとのこと。
海外モノをほとんど読まないのですが、少しずつ制覇していこうと思ってます。
カテゴリも「新潮クレスト」追加です。

「新潮クレストブックス」

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『ある秘密』 フィリップ・グランベール

ある秘密フィリップ グランベール (2005/11)新潮社この商品の詳細を見る★★★★☆<秘密のもつ意味> ひとりっ子で病弱な主人公の少年は、空想の中で兄を作り上げ、孤独を紛らわしていた。 そんなある日、屋根
  • [2006/12/16 18:35]
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  • 本虫のふん |
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『 ある秘密』 フィリップ グランベール (著)

父さんと母さんは何か隠してる…。ひとりっ子で病弱なぼくは、想像上の兄を作って遊んでいたが、ある日、屋根裏部屋で、かつて本当の兄が存在していた形跡を見つける。1950年代のパリを舞台にした自伝的長篇。
  • [2009/03/10 13:47]
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