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夏の庭  The Friends 

夏の庭―The Friends 夏の庭―The Friends
湯本 香樹実 (1994/03)
新潮社
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小学6年の夏、木山、山下、河辺の3人は、山下の祖母の死の話から「人の死」に興味を持ち、
もうすぐ死ぬのではと噂される一人暮らしのおじいさんを見張ることにする。
3人の行動に気づいたおじいさんは、やがて少年たちの来訪を楽しみに待つようになる。


新潮夏の100冊に入ってるので、いつも気になっていたのですが、すごくよかったです。
おじいさんを観察してどうなんだ?と思ってましたが、おじいさんと少年達の交流がすごくいいのです。
3人とも母子家庭、魚屋の手伝い、母の飲酒などなど家の事情があり、親が教えてくれないようなことを
おじいさんに学んでいくのです。
特に印象的だったのは、おじいさんの戦争体験です。
大人の私でも衝撃的な話ですが、彼らは幼いながらも理解しようとしていくんです。
ここは「死」を考え始めた子供たちにも、「死」とは重いものなんだと伝わっていったのではないかと思います。
おじいさん自身も、ただコタツに入ってぼーっとしていた日々から洗濯や家の補修、庭の手入れと
子供たちと触れ合うことによって生き生きとしてくるのです。
最後はホント泣けます。
でも悲しいという気持ちよりも、教えてもらったものの大きさに読んでよかったという気持ちになりました。
夏のフェアがあるたび気になっていた人、児童文学だしと思ってる人、ぜひぜひ読んで欲しいです。

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夏の庭―The Friends  湯本 香樹実

夏の庭―The Friends湯本 香樹実218 ★★★★☆【夏の庭 The Friends】 湯本香樹実 著 幼いとき、5歳から10歳までに、父、お祖父さん、お祖母さんが亡くなった。家の中で一緒に生活した人間であるので、死と言うものが現実感であり続けた。それが、今
  • [2006/12/02 22:59]
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  • モンガの独り言 読書日記通信 |
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夏の庭―The Friends

■夏の庭■湯本香樹実■新潮文庫『ポプラの秋』がよかったので、彼女の処女作『夏の庭―The Friends』を読んでみました。期待以上の出来で大満足です。十数カ国で翻訳出版されているのも頷けます。人が死ぬところ見てみたいという好奇心から、同じ町に住む老人を見張ること
  • [2006/12/17 14:45]
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  • 窓際プログラマーの読書三昧 |
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