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裸者と裸者 上巻 

裸者と裸者〈上〉孤児部隊の世界永久戦争 裸者と裸者〈上〉孤児部隊の世界永久戦争
打海 文三 (2004/10)
角川書店
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日本で内乱が起こり、当時七歳だった佐々木海人は父親は死亡、母親は行方不明となり孤児となる。
それでも四歳の妹恵、二歳の弟隆を抱え、アパートの外階段の下に小屋を作り住まわせてもらいながら
生活するのです。
十三歳になった海人は学校にも行けず、昼は煙草売り、夜は食堂の手伝いと働き家族を養うのです。
ところが突然拉致され連れて行かれたところは反乱軍の少年部隊。
しかし海人はいつか家族のもとに帰ると強く決意するのです。
泣けます!あまりにも戦争は身勝手で理不尽。
犠牲になるのは弱い者たちばかり。
何故内乱が起きるのかはAmazonのデータベースをご覧下さい。
そんな状況にはならないと思っても、世界のどこかでは同じような内乱が起こってるところもあるんですよね…
この上巻は震えるような思いで読みました。
どんな過酷な状況になっても、海人は自分より弱い者たち、守らねばならない者たちへの想いが熱く、
その真摯な態度に心が揺さぶられるんです。

人脈をつかみ運がよかったといえばそれまでですが、彼が学がない少年で、素直なところが
人をひきつけていくのでしょうね。
ロシアマフィアのファンのおじちゃんが私は好きです。
たとえビジネスとして海人を利用しようとする考えがあったにしても、泣かされるんですよ。
大家のおばちゃんもかっこいい。
終盤になるにつれ海人も成長していき、少年から大人になっていくところがなんとも淋しい。
彼は軍になくてはならないポストまで、登りつめてしまったことが淋しいです。
悪に染まっていくのは自分だけでいい、メグとリュウには教育をという海人。
このまま彼はどうなっていくんでしょう。

さて下巻に突入しております。
海人同様孤児となった双子の月田姉妹の視点で描かれてます。

それにしても人が人を殺さなくてはならない状況。
死体となっても憎しみたぎらせる姿。
規律を守るために行われる粛清。
戦争は人の心を変えてしまいますね。

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『裸者と裸者』(上・下) 打海 文三 著

『裸者と裸者 ―孤児部隊の世界永久戦争―』(上巻)『裸者と裸者 ―邪悪な許しがたい異端の―』(下巻)著者 打海 文三評価 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆(星10個中9個)あらすじ 物語の舞台は、今よりも少し
  • [2007/01/18 23:51]
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裸者と裸者 上下/打海 文三

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  • [2007/08/13 15:28]
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