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お縫い子テルミー 

お縫い子テルミーお縫い子テルミー
(2004/02)
栗田 有起

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すごく不思議な世界でした。こういうの好きかもしれない。いや、好きです。
ありえない話なのですが、もしかしたらこういうのアリなのかもしれない。
決してキレイな話ではないけでど、おとぎ話を読んでいるような気持ちでした。
テルミーこと鈴木照美は流しのお縫い子、16歳。住まいを持たずお客の家に居候して暮らしている。
仕事が終われば居候先を去っていく…
最初の客はナイトクラブで歌うシナイちゃん。それはテルミーの初恋の相手。かなわぬ恋の相手。

息をつかせないほどの言葉の流れに乗せられてテルミーの世界に引きこまれていってしまう。
まっすぐなテルミー。しなやかな強さはどこからくるのだろう。
不思議な話。不思議な世界。なぜかこの異質な世界が心地よい。

もう1篇は「ABARE・DAICO」
小学5年生の誠二は母子家庭。体操服をなくしたことを母に言い出せず、夏休みに留守番のアルバイトを思いつく。
こちらもありえないような話なのだけど、面白い。大笑いってわけじゃなくフフっていう小笑いが続くのですよ。
とある事件に巻き込まれたり、大人びた同級生を意識したり。
留守番先の坂井さんが、妙な想像ですごい人物になってます(笑)

どちらの話もよかったです。栗田さんはぜひ他の作品も読んでみたいと思います。


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ソロモンの犬 

ソロモンの犬ソロモンの犬
(2007/08)
道尾 秀介

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こういう類の話はネタばれになってしまうので感想が書きにくいのですが…
うーっこんなに唐突すぎていいの?という微妙な感想です。
謎解きはそんなかんじで、それ以外は4人の大学生の青春?モノです。
主人公の男の子がオクテで、好きな女の子と話すのにドキドキ…ええぃ、しっかりせいと突っ込みたくなってしまいます。
海辺の町なんでしょうね、のどかさを感じます。こういうとこに住むのっていいな。


武士道セブンティーン 

武士道セブンティーン武士道セブンティーン
(2008/07)
誉田 哲也

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家庭の事情で福岡に引越しした早苗。強豪の福岡南高校で剣道部に入るのだが、今までの剣道と考えが違うのに悩み始める…
一方横浜に残った香織も勝つことだけにこだわっていた剣道に、変化がみられていた…
遠く離れてしまった二人、友情はいかに!

今回も面白かったのですが、やはり二人の掛け合いがない分前作のほうがより面白かったような気がします。
それにしても香織はずいぶんと成長しましたよね。以前の香織なら後輩田原にも強くなることを強要すると思うのですが、立派に指導してましたよね。
ふふふ、この調子ならエイティーンが楽しみですね。
清水のくだりはグダグダしていて、本来の香織とはちょっと違う気もしましたが、これからどうなっていきますかねぇ。清水にもしっかりして欲しいものです(笑)
福岡と横浜。離れていてもこの二人は惹かれあうものがあるんですね。
親友と言う言葉以上になにか通じ合うものが二人にはあって、いざという時に助けてくれる存在なのだと思います。きっとこれからもずっと。
前作もだったのですが何もかも順調というわけではなく、壁にぶち当たって悩んでいく姿には好感が持てます。こうやって成長していくんですよね。
これからも楽しみな二人です。

武士道シックスティーン 

武士道シックスティーン武士道シックスティーン
(2007/07)
誉田 哲也

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久々に面白い!って思える本でした。

勝つことにこだわる磯山香織の視点と上達することが嬉しい西荻早苗の視点が交互にストーリーが進んでいきます。
香織はとにかく変わっていて武蔵を崇拝し五輪の書が愛読書。その立ち振る舞いも剣道一直線。
だけどそんな彼女の剣道は一歩間違えれば危ういんですよね。
ただひたすら勝つことに執着し、一度負けた西荻には自分に勝ったのなら強くなれと彼女の剣道を押し付ける。
そんな磯山に対し西荻は、伸び盛りの剣道なんですよ。中学からはじめた剣道、負けて当たり前と素直なんです。
だけど彼女も磯山に出会うことで確実に成長していくんです。
そして…勝った先にはなにがあると磯山が壁にぶち当たってしまいます。
ここからがなんかリアルだなーと。簡単に乗り越えていくわけじゃないんですよ。
二人の友情がほほえましくもあり羨ましくもあり。いつまでたってもこの関係は続いていくんだろうな。

とにかく面白かったです。女の子目線で書いてるけど、これ男の人が書いてるんだよねと妙なところが気になるのでした。でもホント違和感ないんですよ。
未読の方ぜひぜひ読んでみてくだされ。私はすぐに「武士道センブンティーン」のほうに突入してしまいましたぞ。

悼む人 

悼む人悼む人
(2008/11/27)
天童 荒太

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直木賞受賞前に予約していたので、比較的早く図書館から借りることが出来ました。
楽しみにしてた本なのですが…
亡くなった人々を悼むたびを続ける静人。誰に愛され誰を愛しどのように人に感謝されたいたか訪ねその人を記憶に刻み悼む。
彼と出会うことでいろんな意味で転換を迎えた週刊誌記者の蒔野が印象的。彼が追いかける事件、父親との確執など、現実的で身につまされる思いでうっとくるとこがあった。
末期がん患者の静人の母巡子。彼女が死を迎え入れていく日々はある意味幸せなのかもしれない。
ただだからこそあの最後でよかったのかと不満が残る。
静人に関しても理解が難しいところもあった。死んだ人の情報を得るために新聞や週刊誌を読んだりするところがあるのだけど、なんだか死を求めているようで不快に思えてしまった…
人の生死を考えるには素晴らしい作品だと思う。ただ後半は私には不満が残る展開だった。
丸くおさめて欲しいわけじゃないんだけど、悔いが残ってしまうんじゃない買って思う。
彼が現実を受け入れる時、どう思うのだろう…

茶の湯事件簿 

「へうげもの」を7巻まで読んでます。このマンガは戦国時代織田信長、豊臣秀吉に仕えた古田織部が主役。
織部は日本建築史なんかにも出てくるので知っていたのですが、武将とは思わなかった~。無知だわ。
このマンガでも戦国モノの小説などを読んでも「茶の湯」は非常にKeyなんですよ。
なぜにそこまで茶道具に固執するのか?千利休はどうして確たる地位だったのか?
いろいろ疑問がわいてくるんです。だって歴史の授業ではそんなこと習わないじゃないですか。

へうげもの 7服 (7) (モーニングKC)へうげもの 7服 (7) (モーニングKC)
(2008/08/22)
山田 芳裕

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で、ちょうどいい本を図書館で見つけたのです。

茶の湯事件簿茶の湯事件簿
(2004/01)
火坂 雅志

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今、茶道のイメージとしては礼儀作法だと思うのですが、戦国時代では違うんです。
「茶の湯」とは許された武将しかできないある意味ステータスだったんです。
でもって茶道具はお宝だったのですよ。褒美が茶碗だったりとか、目上の人に献上したりとかね。
それに政治とも密接。
茶室という狭い密室で向かいあいいろいろな駆け引きが行われたりするのです。
それになんといっても美学ですよ。これはそれぞれの茶人の世界があり、哲学とも言えますよね。
利休のわびさびは日本の美といってもいいぐらい今の世にも根付いてますよね。
この本にはそれぞれの時代の茶人の話でまとめられてます。
「へうげもの」にも出てきた話もあり、私にはおぉーなるほどとパズルが完成したようでもあったのです。松永弾正の平グモとかね。
ちょうど7巻は山上宗二の死が描かれてたとこだったので、彼の人となりがわかってよかったです。
欲をいえばここに登場する茶道具の写真がついててほしかったなー。
しかし茶の湯って奥が深いですよね…

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