雨を見たか―髪結い伊三次捕物余話
伊三次シリーズも代替わりしていくかのように、不破の息子龍之進ら見習い同心たちの活躍が 目立つようになります。 それが頼もしくもあり伊三次が年をとっていくようで淋しくもあり。 気風のいいお文ももう年増になっちゃったのね。 これからこの夫婦はどうなっていくんだろう。 ずっとこの二人の成長を見守ってきた読者は、どこか淋しく思ってるのかもしれない。 今度は夫婦としていろんなことを乗り越えるところを読みたいなぁ。 私はこのシリーズで好きな登場人物が、じつは不破夫婦でして、今回は嫁のいなみさんが 娘に振り回されてるところが、少し微笑ましく楽しませていただきました。 茜ちゃんどんどん大きくなって困らせてね(笑) |
フラワー・オブ・ライフ
ずいぶん前に読んだのですが、もう一度読み直してます。ごめんね〜時間かかって。 そうもう一度読みたくなるほどキュンとなってしまうマンガです。 白血病を克服し高校に遅れて入学してきたハル太。 本当はひとつ学年が違うのですがクラスにとけこんでいきます。 なんでもないわいわいとした高校生活だけどそれぞれにじつは抱えるものがあったり、恋が絡んできたり ビバ友情!だったり。 うーん、なんていい子たちなの〜。三国君好きです♪ きっとそれぞれが進む道は違ってくるだろうけど、この3年間の思い出は一生の友ですね。 ムフフ、続きを読みますぞ〜。2回目でも面白いです〜。 |
ひとつ灯せ
平野屋清兵衛は病も床についていたが幼馴染の甚助のおかげで九死に一生を得る。 そして甚助の誘いで「話の会」という集まりに顔を出し始める。 「話の会」とは百物語のように、実際におこった不思議な話を語り合う会だった… 怖い話自体はそう怖くないのですが、読後に尾を引きます。 もう読み終わって何日もたつのですが、いろいろ考えてしまいます。 生と死の間で迷える者たち… 本当は人間が一番怖いのです。人のことを妬んだり恨んだり。 この時代は生と死が紙一重なんですよね。昨日まで元気だった者がぽっくりと逝ってしまったり。 現代のように医学が進んでるわけでもなく、病にかかれば死を待つだけだったり。 読み終わった後もなにか読み落としているのではないか?という気持ちです。 どうしてあんな終わり方だったのかしら…いつものほっこり宇江佐さんとは違いますね。 こう生死を考える作品に出会うと、「斬られ権佐」が再読したくなってきました。 |
ししゃも
東京の商社をリストラされた恭子は故郷の北海道に帰る。 田舎の小さな町は寂れていた。 ふとしたことで水産試験場を見学した恭子はそこで虹色に輝くししゃもを見つける。 このししゃもで町おこしができないかと恭子は奔走する… まずは恭子に嫌な印象を受けてしまった。傲慢なやりかたなのですよ。 自分がこの町を建て直すというか、自分が手柄をたてたいというか。 じゃ、町の人はどうなのか?って思ってしまうのですよね。 話が進むにつれ恭子にも変化が訪れてくれるのが、救いでした。 小さな町だからこそ和が大切なんですよね。 この虹色ししゃもの開発者池野をめぐるミステリーが絡んでくるのですが、私的には物足りなさが。 うーん、そんなのアリなのかしら。身勝手さを感じます。 それにしてもししゃもですか〜。北海道の本物のししゃもは食べたことないです。 そんなに魅力的なのですね。食べてみたいな。 |
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