天使のナイフ
図書館で借りるのは3回目です。2回は1ページも開かずに返却。 やっと読みました。今回も最初に小さな女の子が出てくるところであぁやっぱり ダメかもしれない…と思ってしまったのです。 少年犯罪がテーマの小説ということは知っていたので、この女の子が被害にあってしまうのー と思ってしまったからなのですが、読み進むと思っていたこととは大きく違ってました。 正直読むのが止まらなかった!寝る前に読み始めて3時までノンストップ。 なんで今まで読まなかったのかしら… 被害にあうのは女の子の母親で、主人公はその夫。妻を亡くしその犯人は少年故に苦しむことになるのです。 そして少年達は更正を終え社会復帰するのですが… 伏線がはられていて、なるほどというほどに繋がっていきます。 最後のは出来すぎじゃないかと思えるほど。 少年犯罪というのは、本当に難しいですね。 |
舞姫 テレプシコーラ
ネッ友さんからどーんとマンガが届きました。いつもありがとうございます。 他のマンガもほぼ読んでるのですが、感想はまた後ほど。 「テレプシコーラ」は本の雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載されていて、私も読んでいたのですが 一気に読むと感動も倍増ですね! 飛び飛びに読んでいたところもあり、謎もスッキリ。 途中から空美ちゃんがまったく出てこないと思ったら、そうなのですね。 バレエに対して恵まれた千花・六花姉妹よりも、空美ちゃんのほうに目がいってしまいます。 でもこのバレエやってる子たちって小中学生なんですよね、たとえマンガとはいえ ウチのムスメとはえらい違いです。 でもその少女たちに圧倒されぱなしなのですよ。 2部が待ち遠しいです。 しかし1部でこれだけかかったのなら… 完結されることはあるのでしょうか〜 山岸先生、お体に気をつけて頑張ってください。 たくさんの人が待ってますー。 |
安徳天皇漂海記
1部では、源実朝の側近くに仕える者が語ってます。 平家を破り源氏が政権をとったとはいえ、実朝の時代ではすでに実権は北条氏が握っています。 実朝はある大秘事を知らされるのです… 壇ノ浦の戦いで幼くして亡くなってしまった安得天皇。 その御霊を鎮めようとする実朝の姿は痛々しいほどでした。 将軍とはいえ、孤独だったのですね… 2部はそれから60年たった元での出来事。 クビライカーンによって追われた南宋の幼き天子。 同じく孤独の中に生きている彼が出会ったのは… 歴史の大波に翻弄される幼き者たち… その高貴な二人の姿に切なくなる思いでした。 鎌倉時代というのは、その華々しい幕開けが歴史の教科書でも大きく取り扱われますが その後はあまり触れられないですよね。 私も大まかな事実は知っていても、その人物像に触れようとも思うことはなかったです。 この話はファンタジーの要素が強いので、その儚い世界に魅了されます。 鎌倉という土地や歌人であった実朝のことも興味がわいてきました。 |
国盗り物語 第4巻
いよいよ最終巻です。 信長編となってますが、光秀編といってもいいです。光秀から見た信長です。 流浪の身だった光秀は義昭将軍を立てるべく信長の配下となり、秀吉と肩を並べるほどになります。 しかし信長は暴君だった。 歴史上の人物で誰が好きかというアンケートには必ず上位の信長。 叡山を焼き払い、気に入らぬ者はどんどん抹殺したことは、知られていても天下を取った(寸前だけど) ということはかっこよく見えるんでしょうね。 だけど恐怖の支配なんですよ。独裁者なんです。 いつ自分も殺されるかもしれないという恐怖の上に成り立っている政治なのです。 光秀も最後の決意に至るまで、その恐怖に支配されていたのです。 道三によってその才能を認められた二人がこういう運命をたどるとは… それにしても面白かったなぁ「国盗り物語」 やはり道三編のほうがよかった。妙覚寺と常在寺はチェック。いつか訪ねてみたいです。 |
国盗り物語 第3巻
とうとう美濃の斉藤道三も最後を迎えてしまいます。討つのは息子の義竜。 道三も死を覚悟し、娘婿の信長も援軍を送るのですがどうにもならず… ここは涙です。 道三がもう少し後に生まれていたならば。武家の跡取りとして生まれていたならば。 天下は変わっていたのかもしれないです。 娘婿の信長同様、道三がその才能を認めていた男が道三の死によって流浪の旅に出ます。 そう明智光秀です。道三の家来で、可愛がられていたのです。 光秀がどうして信長の家来となるのか… 信長はどうやって覇者となるのか…4巻へと続きます。 |
追跡!「佐世保小六女児同級生殺害事件」
佐世保で起こった小6の女の子が同級生を学校で刺してしまうという事件のルポです。 ごめんなさい、かなり私の偏った感想になってしまうので。 はっきり言うと嫌悪感を感じずにはいられませんでした。 知りたいってことは、そんなに偉いことなの? |
国盗り物語 第2巻
斉藤道三こと山崎屋庄九郎は、京では油屋の主、美濃では天下を狙っている蝮の道三。 だんだんとこの庄九郎に惹かれてきます。とにかく動く。 自分の領地は税の負担を軽くしたり、楽市楽座を設けたり、百姓でもこれはという者は 召抱えたり、今までの武家とは違い下々の者からも慕われていくのです。 この2巻では、ついホロッとしてしまうとこも。 稲葉山に城を作ることになったのですが、庄九郎の思う設計を作れる大工がいない。 敵国尾張に住む大工に頼みに庄九郎自ら行くのです。ここが、男の夢をかなえるというか 同じ思いの同士を探しに行くというか、じーーーんとしてしまうのです。 楽市楽座を設けたために、恨みを買い油屋の女房のお万阿をかどわかされるのですが それを助けに行くんですよ! 美濃で地位を築いている男が命をかけて行くんです。 それまではお万阿は滅多に会うこともないし、ないがしろにされているようで 可哀相だと思ってたんですが、本当は愛されてたんですね(涙) 司馬先生の描く男は本当に魅力的すぎます。男が憧れる男ですよ。 さて3巻ではいよいよ道三から信長へ、その想いが受け継がれて行きます。 |
国盗り物語 第1巻
歴史モードが高まっているうちに、前から読みたかった「国盗り物語」に着手。 1巻は斉藤道三前編。 僧侶であった松波庄九郎は大志を抱き還俗。京の油商奈良屋に目をつけ婿となる。 庄九郎の働きのおかげで奈良屋は繁盛するが、妬まれ取り潰しとなる。 しかし庄九郎の機転で山崎屋として油問屋を再開する。婿ではなく主人として。 そして油問屋を足がかりに、目をつけたのは美濃の国… 斉藤道三の戦国武将としてイメージは豪傑だったのですが、智恵者だったのですね。 一介の商人(しかもそれ以前は乞食同然)だったのに、武家、商家と二足のわらじを履くとは。 言葉巧みにのし上がっていくのですが、誰もそれに刃向かうことが出来ないんですよ。 いつのまにか庄九郎のペースにひきこまれていってるんです。 後編ではいよいよ国を盗りにいきますぞ! |
日本の古寺名刹をたのしむ
![]() 日本の古寺名刹をたのしむ
livedoor BOOKS 書評/宗教・哲学 ![]() ![]() 「本が好き!」でいただいた本です。 私はお寺参りが結構好きなのですが、時間とお金がないのでなかなか行くことが出来ない! そんな不満を少しばかり解消してくれる本です。 まず一番嬉しかったのは写真が満載なこと。見ているだけでワクワクしてしまいます。 お寺というのは建てられた時代で、造りが違うんですよ。 もっとも戦や戦争、天災で焼け落ちたりして建て替えられたものも多いのですが。 やはり華やかな時代に建てられたものは華やかだし、鎌倉時代のものは質素で剛健だし。 あー実際に行ってみたいー。 この本には岡本太郎氏が愛した石仏も載っているのですが、これは本当に見てみたい。 長野県の諏訪大社の近くにあるそうです。遠い〜。 ガイドブックとは一味違うこの本、手元に置くことが出来て本当に嬉しいです。 ただ残念なのは、載っているお寺は東日本のものばかり。 ぜひとも西日本版も出版して欲しいです。 |
茶々と秀吉
最近歴史の謎みたいなテレビ番組を見たので、歴史モードにスイッチが入ってしまいました。 ネッ友さんが教えてくれたのが秋山さんの「茶々」シリーズ。 図書館には秀吉しかなかったので、秀吉を読んでみました。 茶々とは淀殿のことです。 信長の妹お市と浅井長政の間に生まれ、2度の落城を経験し、3姉妹で耐え抜き、 秀吉の側室となり秀頼の母となる… 大阪城の戦いでは豊臣を守ろうとするが家康に敗れてしまう。 たいていの人が知っている歴史上の人物ですよね。 でもイメージとしては鬼女、怖い、気が強いといったものだと思うのですが、 この「茶々と秀吉」ではかわいらしい乙女なのです。 読んでいて思ったのがこれは歴史小説ではない、恋愛小説だ!ということ。 お市に憧れ慕い続けていた秀吉が無理矢理娘を側室に迎えたと思っていたのですが、 ここでの茶々は最初は拒みながらも、次第に秀吉を受け入れていくのです。 秀吉も茶々の心が溶けるのを待っているのです。こんなにいい男のイメージはないのですが(笑) 側室として秀吉を慕うのではなく、離れがたい存在になっていくのです。 だけど秀吉の老いていく姿に、冷めてしまったり人間らしい一面もあるのです。 それにしても秀吉ってこんなにまめで女を喜ばせる男だったのね。 信長、家康編もぜひ読みたいです。 |
赤朽葉家の伝説
鳥取県の紅緑村に、辺境の人に置いて行かれた万葉。 子供だった万葉は村の若夫婦に育てられるが、不思議な能力を持っていることに気付く。 製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれる。 そしてその娘の毛毬は、レディースとなり漫画家となっていく… そして毛毬の娘瞳子は… 感想が難しいなぁ。戦後から今まで3世代の女の人生を描いているのですが、正直なところ 本当に漫画みたい。 シリアスなのかそうでないのか… 千里眼に期待が膨らんでしまい、もうちょっとなにか起こるのかと思ってしまった。 いやこれだけでも充分悲しい千里眼なんだけど。 でもどうして赤朽葉家の奥様タツが万葉を嫁に選んだのかは謎。タツのほうが千里眼だったのか。 ちょうど私は毛毬の妹鞄の世代でして、毛毬の不良世代を目の当たりにして見てました。 そうですね、暴走族です。でもあの頃にはレディースってあったのかな? 微妙な時代のズレを感じつつ、自分の記憶もあいまいだなと思い、毛毬の行く末を見てました。 万葉にしても毛毬にしても、若くて楽しい時代を押し殺して生きたのではないか… と考えてしまいます。 二人とも幸せだったのかしら… 今を生きる至って普通の瞳子は幸せを手に入れて欲しいですね。 なんせ自由なんですから。 あぁそれにしてもどうまとめていいものやら。 こういうタッチの話には慣れてないです。 |
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