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ウフ.2007年3月号 


ウフ.2007年3月号

  • 著:「ウフ.」編集部
  • 出版社:マガジンハウス
  • 定価:250円
livedoor BOOKS
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マガジンハウスのPR誌「ウフ.」の3月号です。
今回は面白かった。
ほしよりこさんの日記では、喫茶店での一場面に激しく同意。
相席となった人たちの会話に引き込まれて、本に集中できず同じ行を行ったりきたり。
そうそうこんなことあるよね。というかしょっちゅうかもしれない。
あと先月も森三中の大島さんのエッセイが面白かったのですが、今月もよかった。
リアクション芸人の諸先輩方に対する敬愛の念が書かれてるのですが、奥深い芸なんだなと感じました。
テレビでは上っ面を見て、ばかだねぇと思われる芸人も人知れない苦労があるのです。
そういえば以前テレビで見たのですが、ダチョウ倶楽部のメンバーが熱湯に入るすったもんだを
やっていたのですが、じつはその間に入る人の心臓マッサージをしていたりと見えない努力をしていたんです。
感心したのを覚えています。
大島さんのエッセイはもっと読んでみたい気がします。
私の好きな中島京子さんが本を紹介しているのも結構笑えました。
斉藤美奈子さんの渡辺淳一の話も面白かった。
「化身」→「失楽園」→「愛ルケ」は日本経済に沿ったものらしい。
なるほど時代を感じます。引き気味ですが、この流れで読んでみたい気もちょっとあったりして(笑)
翻訳家の岸本佐和子特集はちょっと気になりますね。
翻訳された本たちも、ちょっと変わったもの。
いつか手にとってみたいです。

大手書店でしか手に入らないらしいPR誌。
できれば毎月読みたいな。ちょうどいい薄さなんだもの。

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チョコレートコスモス 

チョコレートコスモス チョコレートコスモス
恩田 陸 (2006/03/15)
毎日新聞社
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演劇経験のないまま劇団に入り、天才的な演技をする佐々木飛鳥。
一方役者一家で育ち幼いころから舞台に立つサラブレッドの東響子。
自分の演技にプライドを持ちながら、その位置に揺らいでいる。
そして伝説の映画プロデューサーが女二人の舞台を手がけるという噂が起こる…


読んだ方のほとんどが「ガラスの仮面」を語ってらっしゃるのですが、まさに「ガラスの仮面」!
地味な少女が、いったん演技に入ればまるで別人のようになって観る者を圧倒的にひきつけていく。
王道ですよ!コレ。
自分の実力にまったく気付いてないというところも憎らしい。
読んでいるうちに彼女の予想もつかない演技には驚きます。
それを観ている響子も、彼女をライバルと認めざるを得ないんですよ。
というか一緒に演技することに、歓びを見出しているのです。
まさにマヤと亜弓さんじゃん。
だけど話は全然違うんですよね。
それにしてもなんでこんなところで終わるのー!
まるでプロローグで、まだまだこの二人の物語は続いていくんじゃないかと思えてくるのです。
果てしなく続いていきそうなところまで一緒だわ。
それに脇役までもが、いいかんじでかなり広がってるし。
演劇に対して熱いんですよね。
実際こういう舞台を観たことがないのですが、面白そうですよね。
そういえば最近はTVでも劇場中継が増えているらしいです。
機会があれば観てみたいな。
しかしドラマとか映像化されるより、漫画で読みたいという気持ちが強いのは、何故!?

スコーレNo.4 

スコーレNo.4 スコーレNo.4
宮下 奈都 (2007/01/20)
光文社
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骨董屋の娘麻子の少女期から大人になるまでの成長を、それぞれの区切りで描いているのですが
麻子は一つ下の妹七葉にずっとコンプレックスを抱いているのです。
七葉とは思っていることは一緒なのですが、麻子はその思いを引っ込めるタイプで
七葉は言ってしまうタイプなのです。
七葉のようにかわいければ…という思いに麻子は負けてしまっているのです。
その性格がいじらしくもどかしく。
何に対しても自信を持てないでいる麻子に自分を当てはめてみたり。
麻子が決して魅力がないわけじゃないのに、それに気付かないというか気付こうとしないでいるんです。
ほろ苦い恋を絡めたり、仕事に対する姿勢(?)を考えさせられながら麻子は成長していくのです。
最後が、こういうのって理想だよなぁっていうラストです。
だけど決して嫌味じゃなくあぁよかったねと思えるのです。
自信を持てないでいた麻子の背中を押してあげているような、それでいて自分の背中を押してもらって
いるような、心地よい終わりでした。

できれば七葉から見た「スコーレ」も読んでみたいです。
自信にあふれているように見える七葉にも弱い部分があったんだろうな。
そして欲を言えば木月くんももう一度登場して欲しかったりして。乙女だわ。

知っておきたい仏像の見方 


知っておきたい仏像の見方

  • 著:瓜生中
  • 出版社:角川学芸出版
  • 定価:500円
livedoor BOOKS
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当たり前のように思っていた仏像。だけどそれがどんな意味があるのか考えたことはなかった。
この本を読んで、へぇーと思うことばかりでした。
知らないことって多いんですね。というか私が知らなさすぎ?
本来ならばお釈迦さまの姿をした仏像というのはタブーだったんですね。
なぜなら偶像否定の観念があって、とても畏れ多いことだったそうなのです。
では何故仏像が出来たのか?それはやはり救いを求める者が多かったからなんだそうです。
そういえば時代劇や大河モノのドラマを見ていると、仏教というのは身分の高い者にも低い者にも
今よりもずっと大事にされ、すがられていたような気がします。
その辺りの流れもわかりやすく説明されていて、目からウロコな思いでした。
今まで見ていた仏像の見方が変わるような気がします。
まじまじと見入ってしまいそうです。
ひとつひとつにいろいろな想いが込められて時代をたどってきたんだろうな…

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魍魎の匣 

魍魎の匣 魍魎の匣
京極 夏彦 (1995/01)
講談社
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やっとです。やっと読み終えることができました。
1月から取り掛かり、何度も中断しながら、他の本を間に入れつつ読み続けました(TT)
「姑獲鳥の夏」の時もそうですが、決して嫌いな部類じゃないのですが、読み進めないんですよね…
今回は木場刑事が、女子中学生の転落事件に居合わせるところから事件は始まっていきます。
それと同時期に起こるバラバラ連続殺人事件。
作家の関口がカストリ記者の鳥口と供に調べていくうちに、謎の霊能者御筥様にたどりつく。
複雑に絡み合っていく事件…といったところでしょうか。
これだけの分厚い本、読んだ端から忘れていっているといっても過言じゃないです(笑)
「姑獲鳥の夏」では嫌な汗というか、ねっとりとした熱気をずっと感じたのですが、今回はそうでもなかったです。
あの怪しい昭和の匂いも、そうでもなかったかな。
そのぶん読みやすかったような気がします。木場がメインなところが多かったからかな。
木場の株が急上昇ですね。男気のあるところを見られたと思います。
それにしても摩訶不思議な結末!想像もできません!
いったいどうなってるの~、しかもこれ映画化されるんですよね。
ムリです、映像としてどう表現するんですかね?
はぁ、匣に魅せられ囚われてしまった者たちの身勝手で犠牲になった者たちがかわいそうです…
開けてはいけないものだったのかもしれないですね。

京極堂シリーズは、今年はあと何冊か読みたいですね。
このペースでは併読で、いや睡眠導入本として少しずつ読んでいきます。

まほろ駅前多田便利軒 

まほろ駅前多田便利軒 まほろ駅前多田便利軒
三浦 しをん (2006/03)
文藝春秋
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まほろ市で便利屋を営む多田。
ある日偶然に再会した高校の同級生の行天が居候となる。
仲が良かったわけでもないのだが、行くあてのない行天を放っておけなかったのだ…


うーん、面白かったのですが私には微妙かもしれない。
ドラマや漫画にピッタリだなぁというのが1番の感想。
だって若い男二人が便利屋(=探偵?)で、いろいろな事件に巻き込まれ、それでいて影がある男たち
なんだもの。
脇を固めるのは個性あふれる、ちょっとテンションの高い人たち。
その光景が目にありありと浮かんできますよね。
こういうドラマが好きな人にはたまらない作品だと思う。

テレビの番組で三浦さんのインタビューを見たことがあるのですが、この作品に出てきた喫茶店に
実際に行ってました。
読んでいておーーーっと思いました(笑)
このまほろ市(=町田市)は三浦さんの愛する場所なんですね。
この愛情が作品に込めれているのも、ビシビシ伝わってきました。

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