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利休にたずねよ 

久々の更新です…
すっかり読書離れしておりました。
休んでいる間に読んだ本もあるのですがはっきり覚えてないというか…
またそのうち書きます、感想。

で、最近読んだ本がこの「利休にたずねよ」です。
マンガの「へうげもの」が好きで、この間9巻を買ったので最初から読み直してみたんですよ。
そしたら無茶苦茶面白くって!!!
戦国時代の流れってだいたいは把握しているけど、茶の湯方面から見ると楽しさ倍増なんですよ。
で、ちょっと戦国モノが読みたくなりましてこちらを借りてみました。


利休にたずねよ利休にたずねよ
(2008/10/25)
山本 兼一

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千利休が死ぬ前日よりさかのぼって、利休をとりまく人々が利休に語っていくのですが、いかんせん「へうげもの」のキャラが強烈すぎて物足りないんですよ。
織部はもっとひょうげなきゃとか、山上宗二の死は「へうげもの」のほうがよかったとか。
いけませんなー。

緑釉の香合という謎を問いかけらているのですが、利休が若き日に苦い思い出だったんですね。
利休に若い日が…考えれん。

今頭の中戦国ブームなのですが、実家に眠る徳川家康を読もうかどうしようかと思っております。

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虎と月 

虎と月 (ミステリーYA!)虎と月 (ミステリーYA!)
(2009/02/03)
柳 広司

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ミステリーYA!シリーズです。「山月記」の後日談といいましょうか…
「山月記」で虎になってしまった男李徴。その息子がどうして父は虎になったか?を知るために旅に出るという話です。
自分も虎になってしまうかもしれない、こういう思いが14歳の少年を旅に向かわせるのです。
この話が描かれている当時の中国がどのような政治不安を持っていたか。そのために民はどのような暮らしを強いられていたか。
いろいろな要素が絡んで、虎に成らざるをえなかった男の謎がほぐれてきます。なるほどね。
そして主人公である少年の成長記でもあるんですね。経験をつんでひとつ大人に近づいた少年。
YAならではだと思います。

「山月記」を習ったのは高校だったかな。もうウン十年前ですわ(笑)
当時もなぜかこの話は好きだった記憶があります。
久しぶりに読んでみる?とも思うのですがさてさてトシをとってしまった頭で読むことができるでしょうか(笑)

菜種晴れ 

山本 一力
菜種晴れ








房州の菜種農家の末娘の二三は、5歳の時に江戸の遠縁の油問屋の養女となる。
油問屋では二三を我が子のように大事に育て、二三もそれに答えるかのように立派に育っていく…

5歳で養女に出されてしまう二三。仲の良い家族だっただけに不憫でならないのです。
養い親の油問屋夫婦もそりゃものすごくかわいがるんですよ。
で、実の母にしこまれたてんぷらを5歳の二三が夫婦に振舞うのです。それが見事。
いやー、5歳でここまでできるのか!
それに二三ちゃん、この運命を受け入れるのかのように、誰にも泣き言を言わないんですよ。
健気だねぇ。性格もいいもんだからどんどんまわりの大人や子供が二三ちゃんに惹かれていってしまうんです。
こうしてまっすぐに育った二三が15歳の時に大きな転機が訪れるのです。
ここでもなんと立派な態度なんだ。
なんで、なんでそうなのか。それでいいのか。
そしてそれから10年、またまた大きな出来事が降りかかってくるんです。
子供の頃の出来事が丹念に描かれていただけに大人になってからの二三の運命は納得がいかないんですよね…
その間なにしてたん?って思うところもあったりしてね。
どっちかっていったら苦労を乗り越えて大成功するって想像してたからか、肩透かしをくらったようなのかな。
幸せになってね、二三ちゃん。

天使のナイフ 

天使のナイフ 天使のナイフ
薬丸 岳 (2005/08)
講談社
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図書館で借りるのは3回目です。2回は1ページも開かずに返却。
やっと読みました。今回も最初に小さな女の子が出てくるところであぁやっぱり
ダメかもしれない…と思ってしまったのです。
少年犯罪がテーマの小説ということは知っていたので、この女の子が被害にあってしまうのー
と思ってしまったからなのですが、読み進むと思っていたこととは大きく違ってました。
正直読むのが止まらなかった!寝る前に読み始めて3時までノンストップ。
なんで今まで読まなかったのかしら…
被害にあうのは女の子の母親で、主人公はその夫。妻を亡くしその犯人は少年故に苦しむことになるのです。
そして少年達は更正を終え社会復帰するのですが…
伏線がはられていて、なるほどというほどに繋がっていきます。
最後のは出来すぎじゃないかと思えるほど。
少年犯罪というのは、本当に難しいですね。

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夏の庭  The Friends 

夏の庭―The Friends 夏の庭―The Friends
湯本 香樹実 (1994/03)
新潮社
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小学6年の夏、木山、山下、河辺の3人は、山下の祖母の死の話から「人の死」に興味を持ち、
もうすぐ死ぬのではと噂される一人暮らしのおじいさんを見張ることにする。
3人の行動に気づいたおじいさんは、やがて少年たちの来訪を楽しみに待つようになる。


新潮夏の100冊に入ってるので、いつも気になっていたのですが、すごくよかったです。
おじいさんを観察してどうなんだ?と思ってましたが、おじいさんと少年達の交流がすごくいいのです。
3人とも母子家庭、魚屋の手伝い、母の飲酒などなど家の事情があり、親が教えてくれないようなことを
おじいさんに学んでいくのです。
特に印象的だったのは、おじいさんの戦争体験です。
大人の私でも衝撃的な話ですが、彼らは幼いながらも理解しようとしていくんです。
ここは「死」を考え始めた子供たちにも、「死」とは重いものなんだと伝わっていったのではないかと思います。
おじいさん自身も、ただコタツに入ってぼーっとしていた日々から洗濯や家の補修、庭の手入れと
子供たちと触れ合うことによって生き生きとしてくるのです。
最後はホント泣けます。
でも悲しいという気持ちよりも、教えてもらったものの大きさに読んでよかったという気持ちになりました。
夏のフェアがあるたび気になっていた人、児童文学だしと思ってる人、ぜひぜひ読んで欲しいです。

退屈姫君伝 

退屈姫君伝 退屈姫君伝
米村 圭伍 (2000/04)
新潮社
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二万五千石の小藩風見藩に五十万石の盤内藩の姫君めだか姫が嫁入り。
ところが、田沼意次はこの二藩の間に密約があるのでは?と幕府隠密を放つ。
さてめだか姫、参勤交代で帰藩中の夫の留守を守れるか!
義弟の冷飯の直光、偶然知り合ったくノ一お仙、はたまた隠密倉地を巻き込み、田沼の陰謀と戦う。


面白いですよね、このシリーズ。
前作の「風流冷飯伝」同様落語調と言いますか、独特の語りかけに少々戸惑うのですが、
いつしかその世界に引き込まれてしまうのです。
この前作がチラリと出てきて、 内容を忘れてる私は「もう1度読んだほうがいいかな~」なんて気にさせられて
しまいました。
とにかくいたずら好きのめだか姫がかわいいのです。
世間知らずなところからくるんでしょうが前向きで明るくて、困難も「すてきすてき」と楽しみに変えてしまうのです。
お仙たちも面白いんですよ。
幕府隠密の頼りないこと頼りないこと!
その上めだか姫の父盤内藩主の西条綱道もなんともお茶目。
風見藩の貧乏ぶりにも、笑わされます。
それでも不満をもらさない藩士たち、この藩幸せ者ですね。
こんな江戸の世だったら、楽しかっただろうなぁ…

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それからはスープのことばかり考えて暮らした 

それからはスープのことばかり考えて暮らした それからはスープのことばかり考えて暮らした
吉田 篤弘 (2006/08)
暮しの手帖社
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引っ越してきたばかりの大里(オーリィ)は、3と印刷された袋を抱える人が多いことを不思議に思う。
大家の大屋さん(マダム)から、それはなかなかおいしいサンドイッチ屋の袋だと教えてもらう。
そのサンドイッチは、なかなかどころか人生が変わってしまうほどの味だった…

すごく居心地のいい話でした。
続きが気になるのに読み終えるのがもったいないくらい。
私はひねくれたところがあって、いい人ばかり出てくる話ってあまり好きじゃないのですが、
ここに出てくる人たちはいい人ばかりなのになぜか愛しいんです。
みんななにかぼうっとしたものを抱えているんです。
見えない心の穴と言ったらいいんでしょうか…
主人公オーリィは古い日本映画が好きで、そんな日本映画を上映している映画館に行くと
同じようにいつも来ている緑色の帽子のおばあちゃんが気になります。
この女性がこれまたkeyなんです。
この二人の関係が、なんともいえなくて羨ましくもあり、憧れてしまうほどすごくいいんです。
緑色の帽子のおばあちゃんも大家のマダムもサンドイッチ屋の安藤さんもその息子のリツ君も
それぞれが重要で愛すべき存在なんです。
決してでしゃばらず、脇役なんだけどそれでいてそれぞれが味を出してるのです。
これぞスープの極意。
最後に出てくる「名なしのスープの作り方」がこれまたいいんです。
思わずにんまり。
そしてスープを作ってみたくなる、もしくは飲んでみたくなります。
なんか大事なことが隠されてるというか、気付かされます。
こんな風に生きれたらいいのに。

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アルゼンチンババア 

アルゼンチンババア アルゼンチンババア
奈良 美智、よしもと ばなな 他 (2002/12)
ロッキングオン
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みつこは、18の時に母を亡くした。
母の死からしばらくして、父が「アルゼンチンババア」と呼ばれるおばさんのところに
出入りしていると友人から聞く。
街はずれの廃屋のようなビルに自給自足で住み、変わっていると周囲から見られている初老の女性だ・・・

キラキラとした表紙、奈良さんのイラスト、生活を切り取ったような写真、ページの半分は英文、
やわらかなばななさんの文章…すべてが1つの作品を作っているようです。
話自体は短いです。ぎゅっと想いが詰められたかんじです。
そんな大きな出来事がおこるわけでもないのですが、みつこはアルゼンチンババア=ユリさんから
大切なものをたくさん教えてもらったんだと思います。
それはごくごく自然の流れで、ユリさんってステキな女性だなぁって思いました。
見かけは猫の毛にまみれてようが、ほこりの中で住んでいようが、ワシ鼻であろうが、そんなことは関係ない。
みつこの父が惹かれていくのも、わかります。
すべてを受け入れて包み込んでくれる女性なんです。
ユリさんがみつこに言った言葉は、愛する者への想いがこもったステキな言葉でした。
こういうふうに思えることって羨ましい気もします。

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刹那に似てせつなく 

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唯川 恵

光文社 2004-01
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並木響子娘の復讐のために、名前も年齢も偽り掃除婦として潜り込んだ会社の副社長を殺した。
立ち尽くす響子の手を引き、若い女が逃亡を手伝う。
なぜ?見も知らぬ二人なのに…

「ぼんくら」を半月かけて読んだのですが、これは寝る前に読み始め読み終えてしまいました。
(それなのに今頃感想UP?)
そのくらいすらすら読めてしまいます。
サスペンスの要素が強いからなのかな。
ただ、登場人物は私的にはNG…
響子にしてももっと強い憎しみを出して欲しかったし、響子を助けたユミの欲しいものがあるから自分を犠牲にしてお金を得ようとすることに引いてしまいました。

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