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どこから行っても遠い町 

どこから行っても遠い町どこから行っても遠い町
(2008/11)
川上 弘美

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京の小さな町の商店街と、そこをゆきかう人びとの、その平穏な日々にあるあやうさと幸福。川上文学の真髄を示す待望の連作短篇小説集。

最初の一編を読んだ時に、少し肩透かしをくらったかんじだったのですが、次々に読み進めていくと前の編に登場してきた人物が出てきていろいろ気になってくるのです。
この登場の仕方もあくまでもさりげないのです。
最後の一編を読むとなにかしら触れ合った人々は記憶にとどまるんだなと。
それがあくまで通り一遍の一であろうとなかろうと。そうやって日常は出来上がっていくんだと。
どの話もさりげない口調で穏やかに描かれているけど、これって結構ドラマチックですよね。
波乱万丈に思える人生も、本当は日常なのかもしれないのかしら…

一番印象に残った話は、雨の写真を撮るのが好きな女性と喫茶店「ロマン」の店主の話。
年代を超えて友情が芽生えてくる?ところがステキ。
「ねぇアタシを撮ってよ」なんて老女に言われたら…なんて粋なおばあちゃんなんでしょ。

いろいろなブログで感想を見たのですが、皆さん好評なんですよね。私がひっかるのは不倫の恋が多いってこと。
不倫ってそんなに日常的?結婚ってどんなもんなのかなと思いながら読んだのでした。

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