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ソルハ 


ソルハソルハ
(2010/03)
帚木 蓬生

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アフガニスタンについてどのくらいのことを知ってますか?あの9.11事件までほとんど知らなかったという人も多いのではないでしょうか?
内戦が続きバーミヤンの石仏が破壊されたことは知ってはいましたが、その背景まではまったく知りませんでした。
この「ソルハ」という話は、そのアフガニスタンに住む少女が主人公です。
内戦からタリバンの圧政のもとで過ごしたビビ。彼女を取り巻く運命は過酷です。だけど淡々と描かれているのです。
運命に抗うことも出来ないのが現実的だなと思いました。
最後のほうではやはり胸が熱くなってしまいました。いつものようにじーーーんと沁みてきます。

知らないということもですが、知ろうとしないというのもとても恥ずかしいことだと思います。
今自分達に出来ることは何なのか?一人の力ではアフガニスタンに何かをするというのは難しいことだと思います。
まずは知ることが大切です。
この本は児童書です。難しい話じゃないです。
できれば手に取って、知ることから始めてみてはどうでしょうか?

と、えらそうに書きましたが、私もまだ知らないことばかりです。あとがきにも帚木さんの思いが書かれてます。
少しずつ始めてみようと思います。

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橋 

橋
(2010/01)
橋本 治

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この話に登場する二人の女性は、ほぼ私と同年代であろう。
同じように小学生の頃にピンクレディの歌と踊りに魅せられた小学生だった。
クラスにこのように疎まれた女子はいたのだろうか…
私が気付かないところで鬱積した思いを募らせていた子供もいたのかもしれない。それに気付くにはまだ子供すぎたのかもしれない。
そうかといってすべての子供がこのように育ち罪を犯すとは限らない。どこでどう狂っていったのか…
彼女達の物語だけではない。その母親達の物語でもある。昭和という時代を生きてきた女達の話なのだ。
一人一人に価値観は違えども、誰もが今よりよくなると信じて疑わなかった昭和。その先にあるものは、はじけてしまう未来なのに。
読みながらなぜか汗ばむ思いだった。決してエアコンではなく扇風機のぬるい風しかない暑い夏を思わせる。

二つのよく知る事件に収束されていくのだけど、そのあたりが淡々としていて置き去り感がなんともいえません。

にょっ記 

にょっ記にょっ記
(2006/03)
穂村 弘

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箸休めみたいな本です。唐突にはじまり唐突に終わる。でもって、ついつい笑ってしまう本です。
かなり脱力系です。
一番面白かったのは高知城を作ったOLの話かなー。なぜに高知城ーーーー。
イラストもたいへんかわいかったです。
たまにこんな本も読むのもいいもんです。

武士道エイティーン 

武士道エイティーン武士道エイティーン
(2009/07)
誉田 哲也

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いよいよ高校生活最後の年となりました。香織と早苗の剣道対決はいかに!
やはりこのシリーズ面白いです。いいなー、こういう青春って。二人の進む道は違えど、支えあってるんだよね。
なにかに打ち込めるものがあるってホント素敵だと思います。
今回は早苗の姉緑子、桐谷道場の桐谷先生、福岡南の剣道部顧問吉野先生、後輩の田原のほろ苦いエピソードも掲載。
よかったのは吉野先生の武勇伝。途中でウルっときちゃったよ。
意外なところで縁は繋がるものなんだなと、一期一会の大切さを感じました。先生見直しちゃったよ。
それから香織にくっついていた田原が急に香織から離れていくんだけど、それが何故だかわからなくてずっと悶々としてたのですが、田原のエピを読むとやっとその理由がわかって、彼女たちの成長ぶりにどこか嬉しくなってしまいます。
どうも母親目線ですな。
願わくばもう少し彼女達を見守っていきたいと思うのですが、読者の思い誉田さんに伝わるかしら…

ハング 

ハングハング
(2009/09/16)
誉田 哲也

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内容(「BOOK」データベースより)
いったんは迷宮入りした宝飾店オーナー殺しに新事実が浮かび上がった。
再捜査にあたった警視庁捜査一課特捜一係「堀田班」は一気に犯人にたどり着き、自供も得るが―。
初公判で犯人は、堀田班メンバーに自供を強要されたと言い出し、名指されたメンバーは首を吊った…

読み始めは仲良しチームが…というかんじでなかなかのれなかったのですが、事件が進むにつれひきこまれました。
真相がなかなか見えてこないんですよ。いったい誰が何のためにこんな凝ったことを…
と思ってたのですが、最後は肩透かしをくらったような気がします。
それにしても何人死ねばいいんでしょう。ちょっとそのへんはモヤっとします。
でも実態が見えない相手はとて不気味でした。誉田さんらしいや。


つくもがみ貸します 

つくもがみ貸しますつくもがみ貸します
(2007/09)
畠中 恵

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100年も使われていると道具には付喪神がつくという。古道具屋権損料屋「出雲屋」に並ぶ道具たちにはそんな付喪神がついている。店の主人お紅と清次がいようといまいとおかまいなしに付喪神たちはひそひそと話しを始めるのだった…

お紅と清次は姉と弟なのだが、じつは本当の姉と弟ではない。姉のお紅には行方知れずの気になる人蘇芳おりその行方を密かに捜している。
古道具たちは貸しだされた先で噂話を拾ってきては店で話合うのだけど、行方知れずの蘇芳にまつわる話もでてくる。
そのたびに弟である清次はやきもきするのだ。
なんか読んでるほうもやきもきだよ。清次はお紅が好きなんだろって言ってしまいたくなってしまう。
その恋の行方もさることながら、行方知れずの蘇芳も気になるんだよね。この男意外に軽いやつなので肩透かしなんだけど。
最後は丸く収まったようで、めでたしめでたし。といった終わり方は畠山さん時代モノらしくていいよね。

ソウルケイジ 

ソウルケイジソウルケイジ
(2007/03/20)
誉田 哲也

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姫川シリーズの第2弾です。前作が猟奇的だっただけに、意外とあっさりした感も。
いやいや十分猟奇的なんですけどね。人情的な要素も強いです。
今回もキャラが生き生きとしてますね。姫川をめぐる男たちの戦いも見逃せないところです。
こうも男たちを良くも悪くもひきつける女性(しかも刑事)の魅力ってなんなのでしょうね?

前作と比較するのもあれなんだけど、いったいどうなるんだ!とか、ひぇーっと驚かされたりしたもんだから今回もそれを期待してしまった。そういう意味では物足りなさも。
今回は愛なんだよね、父性愛。しっかりとした絆が感じられました。
次も楽しみにしてますね。

ストロベリーナイト 

ストロベリーナイト (光文社文庫)ストロベリーナイト (光文社文庫)
(2008/09/09)
誉田 哲也

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ちょっとちょっと、面白いんですけど!グロイと聞いてましたが、なんのその面白かったです。
結構グロイのは苦手なんですけどグロイとこは想像しません、これでクリアです(笑)
主人公は警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子。とりすましたとこのある女刑事なのかと思えばなかなか人間くさい(いや間が抜けてる?)とこもありなかなか好感が持てます。
そして彼女を慕う部下たちも、憎めないキャラじゃないですか~。
展開もスピーディでリズムよく引き込まれていきましたわ。
警察小説にしては軽めの部類になるかな。それでいて縦社会、男社会の中でやっていかなきゃいけない姫川の立場の弱さに彼女を応援したくならざるを得ないです。
にしても気持ちよく騙されましたな。そうかー、そうきたか。ストロベリーナイトは甘くないのね。
「ソウルケイジ」も図書館より確保してきたので、近日中に読みます。
誉田さん、お気に入りになりそうです。

武士道セブンティーン 

武士道セブンティーン武士道セブンティーン
(2008/07)
誉田 哲也

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家庭の事情で福岡に引越しした早苗。強豪の福岡南高校で剣道部に入るのだが、今までの剣道と考えが違うのに悩み始める…
一方横浜に残った香織も勝つことだけにこだわっていた剣道に、変化がみられていた…
遠く離れてしまった二人、友情はいかに!

今回も面白かったのですが、やはり二人の掛け合いがない分前作のほうがより面白かったような気がします。
それにしても香織はずいぶんと成長しましたよね。以前の香織なら後輩田原にも強くなることを強要すると思うのですが、立派に指導してましたよね。
ふふふ、この調子ならエイティーンが楽しみですね。
清水のくだりはグダグダしていて、本来の香織とはちょっと違う気もしましたが、これからどうなっていきますかねぇ。清水にもしっかりして欲しいものです(笑)
福岡と横浜。離れていてもこの二人は惹かれあうものがあるんですね。
親友と言う言葉以上になにか通じ合うものが二人にはあって、いざという時に助けてくれる存在なのだと思います。きっとこれからもずっと。
前作もだったのですが何もかも順調というわけではなく、壁にぶち当たって悩んでいく姿には好感が持てます。こうやって成長していくんですよね。
これからも楽しみな二人です。

武士道シックスティーン 

武士道シックスティーン武士道シックスティーン
(2007/07)
誉田 哲也

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久々に面白い!って思える本でした。

勝つことにこだわる磯山香織の視点と上達することが嬉しい西荻早苗の視点が交互にストーリーが進んでいきます。
香織はとにかく変わっていて武蔵を崇拝し五輪の書が愛読書。その立ち振る舞いも剣道一直線。
だけどそんな彼女の剣道は一歩間違えれば危ういんですよね。
ただひたすら勝つことに執着し、一度負けた西荻には自分に勝ったのなら強くなれと彼女の剣道を押し付ける。
そんな磯山に対し西荻は、伸び盛りの剣道なんですよ。中学からはじめた剣道、負けて当たり前と素直なんです。
だけど彼女も磯山に出会うことで確実に成長していくんです。
そして…勝った先にはなにがあると磯山が壁にぶち当たってしまいます。
ここからがなんかリアルだなーと。簡単に乗り越えていくわけじゃないんですよ。
二人の友情がほほえましくもあり羨ましくもあり。いつまでたってもこの関係は続いていくんだろうな。

とにかく面白かったです。女の子目線で書いてるけど、これ男の人が書いてるんだよねと妙なところが気になるのでした。でもホント違和感ないんですよ。
未読の方ぜひぜひ読んでみてくだされ。私はすぐに「武士道センブンティーン」のほうに突入してしまいましたぞ。

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