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ニッポンの子育て 

ニッポンの子育て (集英社文庫)ニッポンの子育て (集英社文庫)
(2004/04)
井上 きみどり

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作者の井上きみどりさんはマンガ家さんです。
ちょうど娘を産んだころに従妹から「子供なんて大キライ!」が面白いよ~と薦められて読んだ記憶があります。
おそらく娘さんとウチの娘は一緒のトシぐらいかな。
さてそんなきみどりさんが、いろいろなケースの子育てを取材し、担当者と会話形式で紹介してくれます。
普通のご家庭もあれば、SM女王様の子育てなんかもあって、たいへん面白いです。
皆さん子供に愛情を注がれているようで、親の心が伝わってきます。中にはこのままでいいのだろか?なんて思うケースもありましたが…
身障者の子育てには、ちょっと考えさせられるものがありました。いわゆる偏見です。
私に偏見がないのかといえばウソになります。こういう世の中で私たちができることって何なんでしょうね…
このご家庭のその後が気になります。

子育て論を聞いたり読んだりするのは、苦手です。私には私なりの子育てがあるんだからって思ってしまいます。
でもこの本はそんな押し付けさがなくて、楽しく読めました。
いろんな人がいていろんな子育てがある。子供が楽しく暮らしていければそれでいいんじゃないかなと思います。

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越境者 

越境者 松田優作越境者 松田優作
(2008/01)
松田 美智子

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今年もよろしくお願いします(汗
いったいどのくらいほったらかしにしてたのかしら…

松田優作といえば死んで20年たった今もカリスマ的俳優さんです。
確かに魅力ある人なのですが、今作を手に取ったのは松田優作に惹かれたというよりも
前妻美智子氏が書かれたということに惹かれたのです。
今じゃ夫人もそのお子達も芸能界に、その名を馳せていらっしゃいますが、
別れた家族はいかがなものか?と気になったんです。
正直なところ今でいう「松田優作」は美智子氏あってのものではないでしょうか。
横暴にも思える優作氏の行為は、美智子氏への甘えでもあったのかもしれないですね。
私なら体調の悪い日に、大勢の客人をもてなすことなんて、出来ないわ。
頭が下がる思いです。
離婚しても優作氏も美智子氏も未練があったんだろうなと思われます。
妻というより同士だったんですかね…
優作氏の「死」は、美智子氏には腑に落ちないところがあったようです。
どこかで自分がついていれば…という思いがあったのかもしれないですね。

松田美智子氏は、離婚後は脚本家やノンフィクション作家として活躍されています。

橋の上の「殺意」 

橋の上の「殺意」―畠山鈴香はどう裁かれたか橋の上の「殺意」―畠山鈴香はどう裁かれたか
(2009/06)
鎌田 慧

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読書に行き詰るとノンフィクションは手が出る分野です。
この本も図書館で見つけて、気が進まないけど手に取った本です。
畠山鈴香という名前を覚えているでしょうか?
我が子を橋の上から突き落とし、隣家の子供を殺した事件です。
気が進まないなと思った理由は、とにかく彼女のイメージの悪さからなのです。
マスコミに映し出される姿は、ヒステリックに叫び鬼女そのもの。憔悴している姿も芝居がかって見えるし。
そして彼女に対する噂。育児放棄、男出入りが激しい、男が家にくれば殺された彩香ちゃんは外に出される、だらしがない、生活力がない…どれをとっても同情の余地はないのです。

しかしこの本に書かれている彼女の生い立ち、父親からの暴力、学校生活でのいじめ、結婚生活等々知れば知るほど彼女が哀れに思えてくるのです。
決して彼女の犯した罪は許されるものではないのですが、マスコミによって作られてしまった畠山鈴香像には疑問符が残るのです。
マスコミの取材はすさまじいものがあったようで住民に多大な迷惑をかけたようです。
情緒不安定になる人もいたそうです。
事件を起こしマスコミを連れてきたことで、住民の憎悪は彼女に向けられたのです。
事件当時彼女は精神を患い精神安定剤、睡眠薬などを常用していて、体調も優れなかったようです。
そのせいか彩香ちゃんに対する世話は最低限のことしか出来てなかったようです。
だけど決して疎ましく思ったり育児放棄をしてたわけじゃないのです。
経済的にも追い込まれてたようです。離婚してからも元夫からの養育費はすぐに送ってこなくなったそうです。体調も悪く働くのもままならない。
いろいろな方面で彼女は追い込まれてしまっていたのです。

彩香ちゃんの死の真相ははっきり言ってよくわからないのです。
その部分だけ彼女の記憶がないのです。だから事件後すぐに事故処理として扱われていたのにも関わらず事件ではないかとビラ配りまでして騒いでいるのです。
この時警察がよく調べていたらもう一つの事件は起こらなかったかもしれません。
警察の取調べは強引だったようです。自分達の失態を隠すかのように。
弁護士もこの地域は過疎地域だったようです。
いろいろな意味で問題があった事件だったんだなと思います。

さて裁判員制度もはじまりましたね。作者はこの裁判員制度にも問題提起してます。
マスコミによる先入観でもしこの裁判が行われていたら、どういう判決になったのでしょう。
畠山鈴香の裁判は無期懲役という判決で終わっています。
遺族からしたらやるせない思いでしょう。
事件を裁くというのは本当に複雑ですね。

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件消された一家―北九州・連続監禁殺人事件
(2005/11)
豊田 正義

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とてもじゃないけど、人にオススメできる本じゃないです。ほんま怖い~。
北九州で少女が監禁され、祖父母宅に逃げ込んだ事件覚えてますか?事件はそれだけじゃなかったのです。じつは少女の父も監禁され虐待を受け死んでいたのです。
犯人の男女松永と緒方はすぐに逮捕されるのですが、緒方の家族6人も監禁され虐待を受け死んでいたことがわかるのです。
この事件は前にもノンフィクションで読んだことがあるのですが、何度読んでも怖いのです。
こういう事件があったことを記憶にある人も多いと思うのですが、その残虐さから報道はあまりされてなかったということです。
何が怖いかって。死に至らしめる過程もさることながら、恐怖に支配されるということが怖いのです。
たぶん仲のよい家族だったと思うのですよ。それが殺しあうことになってしまうなんて。
小さな子供たちまで巻き込んでしまうなんて。
この本は一気に読むことができませんでした。休憩をはさまないと心がまいってしまうからです。
どうして手に取ってしまったかというと、この事件をモデルにした小説の予約がまわってきたんですよ。
で、図書館に取りに行ったら目に入ってしまったのです。読まなきゃよかったという気持ちも少なからずあります…
小説にいくまでもう少し時間がかかりそうです。

その時、殺しの手が動く 

その時、殺しの手が動く―引き寄せた災、必然の9事件 (新潮文庫) その時、殺しの手が動く―引き寄せた災、必然の9事件 (新潮文庫)
「新潮45」編集部 (2003/05)
新潮社
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新潮45シリーズのノンフィクションです。
どれもがテレビのワイドショーを賑わせ記憶に残っている事件ばかり。
ただその背景を詳しく知ると…

どうしてこんなに人を憎むことができるのでしょうか?
その憎悪がいつ殺すという衝動に変わるのでしょうか?

その当事者にしかわからないことばかりなんでしょうね…
それにしても悲しすぎるし怖すぎる。
こういうものについつい手を出したくなるなんて。むむむ。

追跡!「佐世保小六女児同級生殺害事件」 

追跡!「佐世保小六女児同級生殺害事件」 追跡!「佐世保小六女児同級生殺害事件」
草薙 厚子 (2005/11)
講談社
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佐世保で起こった小6の女の子が同級生を学校で刺してしまうという事件のルポです。
ごめんなさい、かなり私の偏った感想になってしまうので。
はっきり言うと嫌悪感を感じずにはいられませんでした。
知りたいってことは、そんなに偉いことなの?

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少女監禁 

少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか 少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか
佐木 隆三 (2003/09)
青春出版社
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小倉と新潟で起こった少女監禁事件。
小倉の事件は一家連続殺人事件とも繋がっていった。
松永太と緒方純子によって監禁されていた少女が発見された。
少女は、自分の父も監禁され殺されたと話す。
暴力や電気ショックで虐待され父親を見殺しにしなければいけなかった少女…
おまえも共犯だと吹き込まれ、逃げることもできなかった。
しかし事件はそれだけではなかった。主犯格の緒方の家族も犠牲となっていた。
本当に起こった事件とは思えないほど凄惨です。
家族が家族を殺しあっていく。一人の男に翻弄されて。
松永と緒方は実質夫婦なのですが、やはり緒方も松永に支配されているんですよね。
逮捕されてようやく解放されたのかもしれないです。
しかし酷い。怖ろしい。
新潟の事件は小学4年生の少女が下校途中に男にさらわれ、男の自宅2階に
9年2ヶ月も監禁されるという事件。
しかも歩き回ることすら許されず、マットレスの上だけでの生活。
食事もろくに与えられず発見されたときは、歩くこともできなかった…
4年生ですよ!たくさんの楽しい思い出をつくるはずだったのに。
それを奪ってしまった犯人。まったくもって身勝手としかいいようがない。
一緒に犯人の母親が暮らしていたのだけど、9年もの間気付かなかったそうだ。
そこまでして存在を消されていた少女が不憫でならない。

どちらの事件もこれほどまでに恐怖は人を支配してしまうのですね。
逃げることはできたのかもしれない。だけどまた引き戻されるかもしれないという呪縛。
なによりも怖ろしいのは、本当に起こった事件だということ。
世の中で一番怖ろしいのは生きている人間ということなのですね…
2件とも別の著者が書いたノンフィクション本が出ているので機会があれば読んでみよう。

新潮45 殺人者はそこにいる 

殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件
「新潮45」編集部 (2002/02)
新潮社
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実際に起こった13の事件。
最初はニュースやワイドショーで見慣れているせいか、あまり心が動かない私がいた。
ところが次第に事件の詳細な裏側、遺族の思いに身震いしてきた。
いろいろな犯罪者がいる。
一度服役しながらも、自分を刑務所に追いやったと逆恨みの炎を燃やす者。
借金苦に妻子を殺し、自分も自殺しようとするのだが、その様子をテープに録音し残す者。
人を殺すことに快感を覚えてしまった者。
若さゆえにまわりが見えず凶行に走った者。
疑惑なままで終わった事件もある。
これが怖いのが日常の延長で行われていること。
いつ自分の身にふりかかってきてもおかしくないということ。
追い詰められて犯罪者に豹変していった者もいる。
誰に聞いても彼が人を殺すなんて考えられないと言う者もいる。
一番心にひっかかったのが、追い詰められ顧客の老夫婦を殺してしまった銀行員の妹さんの言葉。

「兄は自殺すればよかったのに。と思ったが今は生きていて欲しいと心から思う。ああいう兄でも、
私にはたった一人の兄です。見捨てることは出来ません。生きて自分がどんなに怖ろしいことを
やったのか考えて罪を償って欲しい」

要約させてもらったのですが、犯罪を犯してしまった肉親の切なる気持ちが痛かったです。
私たちはテレビ・新聞で流されることしか知らない。
ひどい話だと憤る事件ばかりだけれども、その裏側では様々な思いがうごめいている。
興味本位ではいけないが、事件を風化させず記憶にとどめておきたい…

心にナイフをしのばせて 

心にナイフをしのばせて 心にナイフをしのばせて
奥野 修司 (2006/08)
文藝春秋
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1969年春、横浜の高校で悲惨な事件が起きた。入学して間もない男子生徒が、同級生に首を
切り落とされ、殺害されたのだ。「28年前の酒鬼薔薇事件」である。
10年に及ぶ取材の結果、著者は驚くべき事実を発掘する。殺された少年の母は、事件から1年半を
ほとんど布団の中で過ごし、事件を含めたすべての記憶を失っていた。そして犯人はその後、大きな
事務所を経営する弁護士になっていたのである。

出版社著者からの内容紹介です。
これだけ読んだら、おぉなんてこと!と思ってしまいますよね…
これから先は私の感想です。1つの意見として聞き流してくださいね。
著者はまず被害者の母親から話を聞こうとするのですが、記憶が抜けていることから被害者の妹さんに
話を伺うんです。
事件直後の母親の痛ましい様子、それを寡黙に支える父…涙がこぼれるほど被害者の痛さがアリアリと
伝わってくるんです。
でも、妹さんは自分を卑下しすぎるんです。
そこがかなり気になるところなのです。
出来のよかった兄が死んでどうして自分は生きているのか…
両親に特に母親に反発していくのです。
でも自分はこんな反抗的で悪い娘なんだと言えば言うほど、どこか著者の意図する方向に導かれていってる
ような気がしてたまらないのです。
そこが延々と繰り返されていき、どうにも重い気分になってしまうのです。
加害者はそれからどうなったのかというと少年院を出た後大学に進み卒業後も別の大学に進み弁護士と
なるのです。
これだけ読めばえっ、そんな人を殺しておいて!と思いますよね。
でもその著者の知りえた事実しか書いてないんですよ。
更正の過程も何もわからないんです。
この少年Aが何を思い犯行に至ったか、何故弁護士となったのか、まったくわからないままなんです。
著者いわくそういう「なぜ」を追及しても虚しいだけで、大事なのは遺族がその後をどれだけ苦しみながら
生きてきたかをつまびらかにすることではないかと思ったからだそうです。
でも加害者にも家族がいますよね、この家族だってのうのうと暮らしてきたわけじゃないと思うんです。
でもそのへんもサラリとしか書かれていないし。
たぶんフィクションならば正と悪とはっきり別れ、感情移入もできるのですが、彼らは実在する人物なんですよ。
私は加害者をかばう気持ちはないです。
でも著者ならば中立の立場で書かなければいけなかったんじゃないかなと、読後も不快感が漂ってます。

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