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大きな熊が来る前に、おやすみ。 

大きな熊が来る前に、おやすみ。 大きな熊が来る前に、おやすみ。
島本 理生 (2007/03)
新潮社
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恋愛に不器用な若い女の子、3篇の短編集です。
読む前にこの本で取り上げられてることを読んでしまったので、ある意味楽しめなかったかも。
先入観にとらわれちゃうので、できるなら何もない白紙の状態で読んでほしいかも。
短時間で読めてしまう本なので、できたら恋愛モノは苦手だよな~って人にも読んだ感想を
聞いてみたいです。
私も恋愛モノは苦手なんですが、島本さんはOKなんですよね。不幸の影を感じるから?


「大きな熊が来る前に、おやすみ。」
恋人と暮らし始めて半年。恋人に父の姿を感じる。
決して幸せいっぱいといえない、不安を抱えている生活。
ある夜の出来事が彼女の心から離れない。

「クロコダイルの午睡」
大学の友人達と自宅で鍋会をすることになったのだが、苦手な都築も来ることに。
無遠慮とも言える都築なのだが、なぜかそれからもたびたびご飯を作ってあげることに…

「猫と君のとなり」
中学の恩師の葬式の帰り、酔いつぶれた後輩の荻原君を介抱したことから気になる存在になってしまう…

島本さんの小説を読んで感じるのは、動作ひとつに心情が表されていること。
何気ないことなんだけど、はっとさせられる。
「大きな熊~」で主人公と先輩の女性がご飯を食べているところがあるのですが、
なんとなく落ち込んでいることを感じさせる主人公に、先輩がハヤシライスにそえられていた
林檎を差し出す場面に、その林檎に癒される気持ち、先輩を頼りにしている気持ちが
伝わってくるような気がしたのです。
こういうのって女同士ならではですよね。
こういうさりげないとこが巧い!って思っちゃうんですよ。
ピントずれてる?私。

「クロコダイル~」では、女性として扱ってもらえない気持ち、わかる~。
ちやほやとまではいかないが、それなりに見てもらいたいよね。
若いときは一瞬、自分を磨くことも大切なんだよ。と伝えたい。老婆心だわ。
それにしても無神経に近いこのオトコ。結構好きかも。

「猫~」では、前向きな恋愛に発展しそうでよかった。不器用な女の子は応援したくなりますよね。

島本さんの描く女性が思春期に揺れる女の子から、恋愛に悩む女性に変わってきてますね。
彼女と同世代の女性を描いていってるのだろうけど、いつか結婚して子供を持った主婦とかも
登場してくるのかしら。
その時は心がえぐられそうになるかもしれない。楽しみにしてますね。

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一千一秒の日々 

なぜか「一千一秒の日々」にスパムコメントが集中してるので、再UPです。
前のにコメント、TBしてくださった皆様ごめんなさい!

4838715927一千一秒の日々
島本 理生

マガジンハウス 2005-06-16
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またしてもやられてしまいました。
恋愛モノは苦手ですと言ってるのに、いいですなぁ島本理生さん。
今回はリレー形式といいますか、大学生真琴から始まりその周りの人たちのそれぞれの
切ない恋愛が綴られていくのです。
そのほとんどが片思い。
片思いって相手を思う気持ちが無茶苦茶膨らんでいきますよね。
その思いが強ければ強いほど、臆病になったりしてとても切ない…
その心情を綴るのがホント巧い。
ひとつひとつの動作が、静かで美しく思いを表してる。
そうかといって特別派手なことが起こるわけでもないし、普通の恋愛で
誰にでもあるようなことばかりでそういうのがまたこちらにも共感できるのだ。

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リトル・バイ・リトル 

4062116693リトル・バイ・リトル
島本 理生

講談社 2003-01-28
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島本さんが最初に芥川賞にノミネートされた作品。
当時は17歳の高校生だったような記憶がある。
淡々とした日常が綴られているのだけど、これを物足りないと思う人もいると思う。
でも彼女はこの日常こそが大切なんだということを教えてくれているのだと思う。
他人にとってはなんでもないことが、本人にはドキドキさせられたり悲しくなったり
嬉しくなったりするのだ。
この微妙な感情を見過ごしてないですか?
すっかりトシをとってしまった私には、忘れてしまった感情なのかも。

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