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インシテミル 


インシテミルインシテミル
(2007/08)
米澤 穂信

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時給1120百円という好条件に惹かれて応募したバイトに集まった12人。
さてそのバイトというのは…

ミステリとしてはたいへん面白かったです。いったい誰が犯人?なぜ殺人を起こさせるのか?謎だらけ。
しかしいただけないな。
無意味な殺人はつまらない。と思う。
出来ることならここでおきた殺人はすべて行われなかった。というからくり殺人だったらよかったのにという気持ちもなきにしもあらん。
結局何がしたかったんだ?という含みを持たせた読後でした。

途中で主人公結城を離脱させたところはおおって思いました。なるほど。
諏訪名さんは最後まで読めない人でした。何者?

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片眼の猿 


片眼の猿 One‐eyed monkeys片眼の猿 One‐eyed monkeys
(2007/02/24)
道尾 秀介

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読み終えた時に多くの人は騙された!って思うと思います。私は少しばかり違っていてこれってずるくない?っていうのが正直な感想です。
小出しに情報が出てくるんですよ。それってどうなの?って半ばイライラしながら読み進んでいきましたよ。
たとえばAってことを匂わせて、Bの情報が出てくる。そりゃBに決まってるじゃんってかんじ。
なんかピタリとはまる伏線じゃなかったので、不快指数高かったです…
好きな人は好きなんだと思うんですけどね。こういうのは苦手かもしれません。

やさぐれるには、まだ早い! 


やさぐれるには、まだ早い! (ダ・ヴィンチブックス)やさぐれるには、まだ早い! (ダ・ヴィンチブックス)
(2009/12/02)
豊島ミホ

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「L25」というフリーペーパーの連載されていた豊島さんのエッセイをまとめたものです。
1つの話が短いので、合間に読むのにちょうどいい。というか豊島さんが面白いのですよ。
彼女の感性は普通よりちょっとだけ違っているような、といって不思議ちゃんというわけでもなく友達にいたら面白いというかんじなんですよね。
ところが最後のほうで、バタバタっと実家に帰っちゃうんですよね。
そう、今休業されているんです。なんだか複雑な心境です。
読んでいてどこかツンと胸に刺さる豊島さんの話は、好きだったんだけどな。
心待ちにしているファンも多いと思うので、どんな形でもいいから書き続けていて欲しいです。
読む側って勝手だな…

ソルハ 


ソルハソルハ
(2010/03)
帚木 蓬生

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アフガニスタンについてどのくらいのことを知ってますか?あの9.11事件までほとんど知らなかったという人も多いのではないでしょうか?
内戦が続きバーミヤンの石仏が破壊されたことは知ってはいましたが、その背景まではまったく知りませんでした。
この「ソルハ」という話は、そのアフガニスタンに住む少女が主人公です。
内戦からタリバンの圧政のもとで過ごしたビビ。彼女を取り巻く運命は過酷です。だけど淡々と描かれているのです。
運命に抗うことも出来ないのが現実的だなと思いました。
最後のほうではやはり胸が熱くなってしまいました。いつものようにじーーーんと沁みてきます。

知らないということもですが、知ろうとしないというのもとても恥ずかしいことだと思います。
今自分達に出来ることは何なのか?一人の力ではアフガニスタンに何かをするというのは難しいことだと思います。
まずは知ることが大切です。
この本は児童書です。難しい話じゃないです。
できれば手に取って、知ることから始めてみてはどうでしょうか?

と、えらそうに書きましたが、私もまだ知らないことばかりです。あとがきにも帚木さんの思いが書かれてます。
少しずつ始めてみようと思います。

橋 

橋
(2010/01)
橋本 治

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この話に登場する二人の女性は、ほぼ私と同年代であろう。
同じように小学生の頃にピンクレディの歌と踊りに魅せられた小学生だった。
クラスにこのように疎まれた女子はいたのだろうか…
私が気付かないところで鬱積した思いを募らせていた子供もいたのかもしれない。それに気付くにはまだ子供すぎたのかもしれない。
そうかといってすべての子供がこのように育ち罪を犯すとは限らない。どこでどう狂っていったのか…
彼女達の物語だけではない。その母親達の物語でもある。昭和という時代を生きてきた女達の話なのだ。
一人一人に価値観は違えども、誰もが今よりよくなると信じて疑わなかった昭和。その先にあるものは、はじけてしまう未来なのに。
読みながらなぜか汗ばむ思いだった。決してエアコンではなく扇風機のぬるい風しかない暑い夏を思わせる。

二つのよく知る事件に収束されていくのだけど、そのあたりが淡々としていて置き去り感がなんともいえません。

横道世之介 

横道世之介横道世之介
(2009/09/16)
吉田 修一

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この本、すごく好き。よかった。
長崎の田舎町から東京の大学に進学した横道世之介の1年。
ちょうどバブルの頃で、私の大学生活の頃がその名残りの頃だったので、大体がかぶっていて今じゃ考えられないような華やかさが懐かしかったりします。
なにより魅力的なのが横道世之介。なんかねー、フワフワとしてスキップしながらまわりにお花が飛んでるようなんですよ。かわいい。なんてチャーミングな男の子なの。
図々しい面もあるんだけど、どこか憎めないんですよ。
世之介の関わった人たちのその後が途中途中に挟まっていて、生活の匂いを感じさせます。
彼らはなにかしら世之介の影響を受けているんですよね。
でもそれって誰にでも言えることなんですよね。私だってもしかしたら誰かに影響を与えているのかもしれないってこと。そういう人と人とのふれあいが、押し付けがましくなく描かれていてるんです。
ガールフレンドの祥子ちゃんとのエピソードは、じーんとしましたね。2人が長崎で出合った事件は、ホントに世界観が変わること思うんですよ。自分の無力を叩きつけられ、それを消化させていくところが若さを感じさせます。
2人が付き合うことになって、喜んだ人も多いことだと思います。

世之介の最後…これは彼らしい最後だったのかな。大人になっても飄々としていて、なんのためらいもなく手をさしのべる人になっていたのかな。
祥子ちゃんとの約束、どこまでかわいい男なんだか。

本屋大賞にノミネートされてるんですけど、個人的にもう「横道世之介」でいいと思います^^

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